「去年のあの件、どう対応しましたっけ」で、先生の手が止まっていませんか
午前10時。顧問先から「去年と同じでお願いします」と電話が入ります。職員の方は共有フォルダを開き、メールをさかのぼり、棚のファイルをめくります。それでも決め手が見つからず、先生の机に来て、こう尋ねます。
「先生、去年のあの件って、どう対応しましたっけ」
先生はそこで手を止め、記憶をたどります。記録は事務所に残っているのに、すぐには引けません。
税理士・社会保険労務士・
行政書士・司法書士の事務所の先生へ
過去の対応、書類の置き場所、前回の返信文。事務所にある記録を、事務所の中ですぐ引ける仕組みにします。顧問先・依頼者への返信は下書きまで。最終の判断は、先生が行います。
顧問先・依頼者の情報の扱いは、使い始める前に、先生と決めます。
生成AI(ChatGPTなど)を使った、士業事務所のAI導入支援です。尾道・福山から全国へオンラインで、最初は1つの業務から試せます。
弁護士・弁理士・土地家屋調査士など、そのほかの士業事務所のご相談も承ります。
午前10時。顧問先から「去年と同じでお願いします」と電話が入ります。職員の方は共有フォルダを開き、メールをさかのぼり、棚のファイルをめくります。それでも決め手が見つからず、先生の机に来て、こう尋ねます。
「先生、去年のあの件って、どう対応しましたっけ」
先生はそこで手を止め、記憶をたどります。記録は事務所に残っているのに、すぐには引けません。
夕方6時。来客と確認が終わり、ようやく受信箱を開くと、返信待ちのメールが並んでいます。資料のお願い、手続きのご案内、日程の調整。前にも同じような文面を書いたはずですが、探すより書く方が早いと、一通ずつ一から書いていきます。
「この案内、前にも書きましたね」
月初の朝。先生は「今月は何がありましたか」と、担当者に一人ずつ尋ねて回ります。申告、届出、許可の更新、登記。期限は担当者の手帳とExcelに分かれていて、事務所の全体を見渡せる一枚がありません。
「今日は担当の方がお休みか。あの件の期限は、いつだったかな」
入所して2週目の補助者の方が、書類の綴じ方で手を止めています。先生は電話中、先輩は外出中。聞くのをためらううちに時間が過ぎ、夕方になってようやく声をかけます。
「すみません、前にも伺ったかもしれないのですが……」
先生は、先月ほかの方にした説明を、もう一度はじめから話します。
顧問先から「今年も去年と同じでお願いします」と電話が入ります。去年の申告書の控えは見つかりましたが、そのとき顧問先とどこまで話し、どの資料をもとにしたのかが分かりません。
「先生、去年この方とは、どこまでお話しされていましたか」
顧問先の名前で引くと、去年の申告書の置き場所、相談の記録、やり取りしたメールが並びます。職員の方は、去年と変わった点だけを先生に確認できます。
給与計算の締め前の夕方。顧問先ごとに違う締め日と手当の決まりを確かめるため、職員の方が就業規則のPDFを一社ずつ開いています。
「この会社の通勤手当、改定したのはいつでしたか」
顧問先の名前で引くと、就業規則の該当箇所の場所、改定の経緯のメモ、前回の手続きの記録が並びます。先生に聞く前に、事務所の記録で確かめられます。
5年ごとの建設業許可の更新が近い依頼者から、連絡が来ます。前回を担当した職員はもういません。そろえた書類の控えがどこにあるか、棚とフォルダを一から探します。
「5年前の分は、どの箱に入れたのでしたか」
依頼者の名前で引くと、前回そろえた書類の一覧と控えの置き場所、当時のやり取りが並びます。担当が替わっていても、前回の経緯から確かめ始められます。
依頼者の会社で、役員の任期が来ました。前回の役員変更の登記がいつで、どんな内容だったかを確かめるため、職員の方が案件ファイルを一冊ずつめくっています。
「前回の分は、たしかこの棚のどこかに」
会社の名前で引くと、前回の案件ファイルの置き場所と当時のやり取りが並びます。先生は、今回の手続きのご判断に早く入れます。
この時間を、先生の判断の時間に戻します。
いまの事務所
記録を引ける事務所
③月初の朝
事務所で登録した期限が、月初に一覧で届きます。担当者が休みの日でも、誰の、どの手続きが、いつまでかが分かります。期限を決めて登録するのは事務所で、仕組みはそれを知らせる役です。
①午前
職員の方が顧問先・依頼者の名前で引くと、去年の対応メモ、書類の置き場所、そのとき送った返信文が並びます。前回いつ、何をお送りしたかといった事実はその場でお伝えし、今回どうするかの判断が要る点は先生に回します。
④午後
新人の方は、先生に聞く前に事務所のQ&Aを引き、このやり方でよいかを確かめます。先生と先輩のところに来るのは、Q&Aでは決められない相談になります。
②夕方
事務所の過去の返信文をもとに、資料のお願いや日程のご連絡など、決まった形の部分の下書きが用意されています。専門のご説明にあたる部分は、先生がご自身で書き加え、確かめて送ります。一から書く時間が、確かめる時間に変わります。
どの場面でも、最後に確かめて決めるのは先生です。
この一日を支えるのは、事務所にもともとある記録です。
新しく記録を作り直すのではありません。過去の対応メモ、書類の置き場所、送ってきた返信文。先生の事務所にすでにある記録を、生成AIを使って、必要なときにすぐ引けるようにします。いまお使いの会計ソフト・労務ソフト・共有フォルダ・メールは、そのまま使い続けていただけます。
顧問先・依頼者の名前や手続きの種類から、過去の対応メモ・書類の置き場所・前回の返信文を引けるようにします。
資料のお願いや必要書類のご案内など、事務所の過去の文面をもとに下書きを用意します。確かめて送るのは先生と職員の方です。
事務所で登録した期限を、月初に一覧でお届けします。
「この事務所ではどうしているか」を、新人の方が言葉で引けるようにまとめます。
何を入れてよく、何を伏せるか。事務所の決まりに沿った使い方を、職員の方にお伝えします。
どれも、最初は1つの業務から始められます。
では、事務所の皆さんの仕事は、どう変わるのか。
金色の線のつまみを左右に動かすと、ご自分でも見比べられます。
いま確認に来た職員のために手を止め、去年のファイルを自分で探す。返信は夜にまとめて一から書く。
使い始めたあと机に来るのは「去年はこうでした。今年はこの点だけご判断ください」という相談になります。夕方は、下書きを確かめて直す時間になります。
いま「前にもあったはず」と思いながら、最後は先生に聞く。後輩に同じ説明を何度もする。
使い始めたあと先生に聞く前に、事務所の記録で確かめられます。これまでの経験は事務所のQ&Aとして残り、後輩が先に引けます。
いま期限を担当者ごとに聞いて回る。案内文を毎回探してから書く。
使い始めたあと月初に、事務所で登録した期限の一覧が届きます。案内文は下書きから整えます。手続きそのものは、これまでどおり人が行います。
いま先生が忙しそうで聞けず、手が止まる。二度聞くのが申し訳ない。
使い始めたあと聞く前に、事務所のQ&Aで「この事務所のやり方」を確かめられます。
担当者が替わっても、事務所のやり方は事務所に残ります。
ここに書いた変化は、仕組みを使い始めたあとに想定している場面です。どこまで変わるかは、事務所の記録の状態と、仕組みを使う範囲によって異なります。
士業の先生のお仕事には、資格を持つ方にしかできない判断があります。そこには、仕組みは入りません。
申告書・届出書・許認可の申請書類・登記の書類を、AIや Air tune が作ることはありません。書類の作成と提出、専門のご判断は、これまでどおり先生のお仕事です。
次に、お預かりする情報をどう扱うかをお伝えします。
職員の方は、もうAIを使い始めているかもしれません
忙しい日の夕方、長いメールを読みやすくまとめようと、職員の方が個人のアカウントの生成AI(ChatGPTなど)に文章を貼りつけているかもしれません。事務所として決まりがないと、先生はそのことを知らないままです。
入力が学習に使われないことは、出発点です。そのうえで、何を入れて何を伏せるかを事務所で決めておくことが大切だと、Air tune は考えています。
ご相談の段階:お伺いするのは、事務所の仕事の進め方です。
使う前に決める:顧問先・依頼者の情報の扱いは、使い始める前に、先生と決めます。AIは、入力した内容が学習に利用されない設定または契約のサービスを使います。
職員の方の使い方をそろえる:個人のアカウントで使っている場合は、事務所で決めたサービスとアカウントにそろえます。
試す段階:顧問先・依頼者の氏名や番号などを伏せたデータで試します。
見られる人を決める:誰がどの情報を見られるかを、事務所と一緒に決めます。
顧問先・依頼者へのご説明:AIに入れる範囲と、ご説明や同意の取り方は、先生がお決めになります。
契約と体制:秘密保持契約(NDA)を結べます。SECURITY ACTION 二つ星を宣言し、情報セキュリティ基本方針を定めています。
Air tune では、使い始める前に、次のことを事務所と一緒に決めます。使うサービスとアカウントを、事務所で決めたものにそろえること。試す段階では、顧問先・依頼者の氏名や番号などを伏せたデータを使うこと。誰がどの情報を見られるかを決めること。AIは、入力した内容が学習に利用されない設定または契約のサービスを使います。そのうえで、顧問先・依頼者へのご説明と同意の取り方は、先生がお決めになります。どの情報をAIに入れてよいかの最終のご判断も、先生にお願いしています。
顧問先・依頼者の情報の扱いは、使い始める前に、先生と決めます。そのうえで、試す段階では氏名や番号などを伏せたデータを使い、誰がどの情報を見られるかを事務所と一緒に決めます。秘密保持契約(NDA)も結べます。どの情報をAIに入れてよいかの最終のご判断は、先生にお願いしています。
いいえ。仕組みが受け持つのは、過去の対応や書類の置き場所を探して並べること、返信メールの下書き、事務所で登録した期限の一覧です。書類の作成と提出、法律・税務・労務・登記のご判断、顧問先・依頼者へのご説明は、先生が行います。下書きは先生と職員の方が確かめて直し、送るのは人です。
まず、事務所として使ってよい情報と伏せる情報を決め、使うサービスとアカウントを事務所で決めたものにそろえます。そのうえで、職員の方に使い方をお伝えします。どなたかを責めるためではなく、事務所の決まりをつくるための作業です。
これらを、誰が担当するのか。
広島県尾道市に事務所を構える、Air tune の代表が直接お受けします。
確かめ方:ページ下の所在地・電話番号・メールアドレス
情報セキュリティ基本方針を定め、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が推進する SECURITY ACTION の二つ星を宣言しています。SECURITY ACTION は、中小企業が情報セキュリティ対策に取り組むことを自ら宣言する制度です。
確かめ方:情報セキュリティ基本方針のページ
秘密保持契約(NDA)を結べます。
確かめ方:契約書面
作った仕組みは、事務所用の手順書と設定の一覧とあわせてお渡しします。事務所の中で引き継げる形にします。
確かめ方:お渡しする物の一覧(無料相談でご説明)
適格請求書発行事業者として登録しています(登録番号 T8810075550425)。
確かめ方:国税庁の公表サイトで照合できる番号
AIに入れる情報と伏せ方の取り決めは、上の「お預かりする情報の扱い」に書いています。
業種の違う開発事例
美容室向けに設計・開発した予約システムの開発事例です。予約が入るとお店のGoogleカレンダーに反映し、お店と来店される方にLINEで知らせ、営業日の朝にその日の予約の一覧をオーナーに届ける仕組みとして設計しました。士業事務所でお作りするのは予約システムではありませんが、「事務所で登録した期限を、月初に一覧でお届けする」ような、いま使っている道具をつないで知らせる仕組みは、同じ考え方で組みます。
最初は、1つの業務だけで試します。
職員の方全員に、一度に使っていただく必要はありません。まず1つの業務を、顧問先・依頼者の情報を伏せた形で試し、先生が結果を確かめてから、続けるかをお決めいただきます。
| こんな場面に | 最初の1業務の例 |
|---|---|
| AIを使ってよいのか、何を入れてよいのか、事務所で決めていない | 事務所のAI利用の決まりづくり:使うサービスとアカウントをそろえ、入れない情報と伏せ方を決め、職員の方に使い方をお伝えします。守秘義務や個人情報の扱いに照らした最終のご判断は先生に、就業規則などの規程に入れるかどうかは事務所にお決めいただきます |
| 「去年のあの件」で、先生の手が止まる | 過去の対応を探せる仕組み:過去の返信文や事務所のQ&Aなど、1種類の記録から、事務所の中で引けるようにします |
| 返信メールを、夜にまとめて書いている | 返信メールの下書き:資料のお願いや必要書類のご案内など、定型の文面から下書きを用意します |
| 期限の確認が、担当者の手帳とExcelに分かれている | 期限の一覧のお知らせ:事務所で登録した期限を、月初に一覧でお届けします |
次の繁忙期の前に、1つの業務だけ整えておきませんか。
ほかに、よく聞かれることをまとめました。
守秘・判断の線引き・職員の個人利用についてのご質問は、「お預かりする情報の扱い」にまとめています。
ソフトのAI機能は、主にそのソフトの中のデータを扱います。Air tune が整えるのは、ソフトの外にある事務所の記録(過去の対応メモ、メール、書類の置き場所、事務所のやり方)です。いまお使いのソフトは、そのまま使い続けていただけます。
紙、事務所内のファイル置き場(NAS)、共有フォルダなど、いまの置き場所を無料相談で伺ってから、どこから引けるようにするかを決めます。
事務所の決まりに沿った使い方を職員の方にお伝えし、事務所用の手順書をお渡しします。手順書と設定一式をお渡しするので、担当者が替わっても事務所の中で引き継げます。
仕組みは、事務所で登録した期限を一覧にしてお知らせする道具です。期限の登録と手続きそのものは、これまでどおり事務所で行います。月初の確認の手間を減らすためにお使いください。
はい。最初は、困っている業務を1つだけ選んで試します。先生お一人の事務所でも、ご自身が探している時間を減らすところから始められます。
進めるかどうかは、相談のあとにお決めください。進める場合も、まず見積書で作業の範囲と期間をお示しします。
はい。Air tune は広島県尾道市の事業者ですが、無料相談(60〜90分)はオンラインでお受けしています。全国の士業事務所からご相談いただけます。
いちばん困っている業務を1つ決めておいていただくと、話が早く進みます。相談では、どんな種類の書類が、どこにあり、どなたが探しているかといった事務所の仕事の進め方をお伺いし、最初に試す1つの業務を一緒にしぼります。
試す業務と事務所の規模を伺ってから、見積書でお示しします。無料相談の段階で費用はかかりません。最初は1つの業務から始められます。
そのほかの士業事務所(弁護士・弁理士・土地家屋調査士など)もご相談いただけます。
最後に、無料相談でお伺いすることです。
お伺いするのは、事務所の仕事の進め方です。どんな種類の書類が、どこにあり、どなたが探しているか。
進めるかどうかは、相談のあとにお決めください。
現在、このフォームからのお申し込みは準備中です。
無料相談のお申し込みは、メールまたはお電話でお願いいたします。
メールにも、顧問先さま・ご依頼者さまの個人情報や、個別の案件の内容は書かないでください。
必須の項目は4つと、同意のチェックです。そのほかは、分かる範囲でご記入ください。
いただいた内容は、相談の日程のご連絡と、相談の準備に使います。
メール:[email protected] / 電話:070-8590-1089
対応時間:月〜水・金 9:00〜18:00/土日祝 14:00〜18:00(木曜定休)